甲子園口駅前の田中歯科クリニック。一般歯科、小児歯科からインプラント治療まで

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『論文的根拠に基づいた歯周病治療』について Blog

院長の田中です。

秋が深まって、本格的な冬が近づいてきましたね。

風邪をひかないように、お気をつけください。

歯科治療は日進月歩しており私自身もその勉強のため、よく勉強会に参加しているのですが、

その内容を少しずつ、ブログで更新していこうと思います。

勉強会の内容をかいつまんで書いていきますので、専門用語がたくさん出ます。

難しい話になりますが、もしよければお読みください!

今回のテーマは『論文的根拠に基づいた歯周病治療』です。

歯周病は簡単に説明をすると、歯石や歯垢の中に潜んでいる歯周病のばい菌によって、歯茎や骨が破壊されていく病気です。詳しくは歯周病のページをご覧ください。

①歯石とりについて(スケーリングやSRPとかと言われます。)

歯科医院にて、検査をして、歯周病が進んでいる!と判断された場合、まず行う治療は歯磨き指導と歯石とりです。歯石とりとか歯磨きはお口がスッキリした、とかキレイになったとかそういうものも大きいですが、論文的にも明らかに歯周ポケットの改善に、かなり有効な治療方法です。

②歯石とりだけでは、歯周ポケットが完全には改善しなかった場合

論文的な根拠です。

・6mm以上の歯周ポケットが残っている場合は、メインテナンスを頑張っていても、さらなる、歯周炎の進行と歯の喪失リスクが高い

・水平性骨欠損より垂直性骨欠損(特に4.5mm以上)は歯の喪失リスクが高い

つまり6mm以上の歯周ポケットが残存する場合は、歯石とり以外の方法で歯周ポケットを減少させた方が歯の喪失リスクを下げることができると言うことです。

・分岐部病変の進行が進めば進むほど、メインテナンスをしていても、喪失リスクは高くなる

・歯科治療を受けていない患者さんの臼歯の喪失リスクは2倍から10倍になる

③メインテナンスについて

良好に歯磨きがなされており、メインテナンスを継続すると歯の喪失リスクは低い

メインテナンスが行われれば、水平性骨欠損も垂直性骨欠損も長期予後に差はなくなる

などいろいろな内容が根拠に基づいて、講師の先生が説明してくださいました。

要約すると、

①深い歯周ポケットがある場合は、なるべく浅い状態にした方が歯の喪失リスクを下げることができる。

②メインテナンスは歯周病の状況を維持するのに非常に有効である。

③ただし、6mm以上の歯周ポケットが残存する場合などは、メインテナンスだけでは歯の喪失リスクは下がりにくい。

ということでした。